H21.12.30工事完成！　本宮市　W様邸外装塗装外工事（森合）

Ｗ様邸外装塗装工事。今回は２Ｆサイディングの張替え、１Ｆ外壁の一部矯正などもおこないます。今日は、明日からの着工に備え、近隣の方々にご挨拶をしました。

いよいよ着工です。今日は足場の乗り込み。セーフティーステップさんに足場を組んでもらいます。…実は親方、私の高校の一つ下の後輩だったりします(笑)

飛散対策メッシュシートまでを施工し、足場の完成です。

屋根に勾配があるため、今回は屋根にも足場をかけます。

今日から防水施工。目地の部分やサッシまわりのシーリング部分を新しくしていきます。これは、既存のシーリングにカッターを入れているところ。

シーリング部分にカッターをいれた後、手で綺麗に剥がしていきます。

撤去後はこんな感じになっています。

シーリング撤去後は、マスキングテープで養生。こうすることで、シーリングの仕上がりが綺麗になります。

1Ｆのシーリング施工が完了しました。この白いコーキングは、変性シリコンで、この上に塗装を施しても大丈夫なのです。

目地には新規で『打ち替え』をおこない、サッシまわりのシーリングには、既存シーリングの上に重ねて施工をする、『かぶせ工法』をおこなっています。外壁の隅は、『かぶせ工法』になっております。

1Ｆ外壁への補修。歪んだ外壁をビスで増し打ちするためにドリルで開口していきます。

ドリルで開口した箇所へハンマーでビスの増し打ちをおこなっていきます。

1Ｆの外壁サイディングへのビス増し打ちが終わりました。一通り定規をあてがって、歪みがないか確認しました。

２Ｆサイディングの一部を外しました。劣化の進行は、下地まで進んでいました。

劣化した木部下地を触ってみると、簡単に剥がれ落ちてしまいました。シーリングと、水の通りが浅かった左の下地によって外壁はついていたようです。

屋根と外壁の間に染みのようなものができているのが分かりますか？今回、２Ｆのサイディングの劣化部の張替えをおこないます。

こちらのサイディングを外してみたら、やはり下地も劣化しているのがわかりました。劣化した下地を取り除き、活きている部分を残して補修を始めます。

新規に切り出した木材を下地に設置します。既存にしっかり取付けるため、長めのビスを打っていきます。

新規に切りだした木材の取付けが終わりました。このように新規の下地を各部へ取付ていきます。

新規に取り付けた木部下地の上にパッキンを設置。新しく水切りを作ってこれを取り付けます。

新しい外壁を取り付けました。この後、水切りの両面へシーリング施工をして防水対策をとっていきます。

水分を含み、劣化した下地を取り除き、活きている下地を長めのビスで固定していきます。この後、新設木部下地を取り付けます。

木部下地は設置する場所毎に長さが変わります。適切な長さで一本ずつ切り出していきます。

ガレージ木部扉へのビス増し打ちをおこないます。

増し打ちが終わりました。見た目はビスでいっぱいですが、塗装をしていくので問題はないでしょう。

本日は昨日に引き続き、2Ｆサイディング張り替え補修です。

この面は、下地の状態が良好です。劣化がみられなかったので増し打ちと、水切りの設置で対応します。

水切りの仮止めをおこないます。

新設サイディングを取付けていきます。

2Ｆ全箇所の外壁張替えが終わりました。引き続きシーリング施工をおこなっていきます。

2Ｆシーリング施工。シーリング箇所に下塗りをします。

シーリング材を注入していきます。

注入を施したシーリング材を整えていきます。

既存シーリングにおいて問題点がありました。こちらは、本来シーリングされるべき所より下に施工されており、空洞ができてダムのように水が溜まるような構造をしていました。

既存シーリングを除去し、屋根と破風板に固定するよう施工しました。既存の時よりも上に配置し、長めに打ち替えることで、最適な状態になります。

こちらは、外壁と破風板の間に隙間があったにも関わらずシーリングがありませんでした。

外壁が浮いていたので、シーリング前にビスを増し打ちします。

外壁をがっちりと固定し、隙間を埋めるようにシーリングを施工しました。

ちなみにこれが増し打ち後。下地とサイディングが固定され、手で押しても浮かなくなりました。

屋根をご覧ください。　濡れているのがわかりますか？朝露の状態です。このままでは雨水が樋に逃げず、外壁を濡らし続け、劣化の原因になります。

板金工事をおこなうことにしました。屋根の雨水を樋に流すための『谷』を作って設置します。

屋根の形状に合わせたハンドメイドの『谷』が完成。これで雨水を樋に流す作戦です！

このように、全部で6ヶ所。同じように設置しました。

今日は最終的な色の打ち合わせ。カラーシュミレーションと、Ｗ様がイメージする色の見本塗り板を御用意。右から屋根のエンペラーブルー・メインの外壁の紺・アクセントにクリーム系を提案しました。

こちらが最終案として提出をしたカラーシュミレーション。Ｗ様と奥様も加わって色決めをおこないました。Ｗ様はグレーをアクセントに使いたかったのですが、奥様の希望もあり、右下の配色に決定です。玄関天井部も、白ではなくクリームへと変更になりました。

今日は下地調整の洗浄です。塗装前に圧力をかけた水で全体を洗います。二人の職人が雨具に着替え、家全体を眺めながら、どういう流れで洗浄をするか話しています。

屋根の洗浄です。足場から洗浄できる所は足場から。

綺麗に見える屋根も、意外と汚れています。

勾配が緩い所から直接のぼって洗浄していきます。

汚れが勢いよく雨樋に流れていくのがわかりますか？

新しく設置した『谷』のチェックもおこないました。思った通り、水の流れが綺麗に樋へと流れるようになりました！

洗浄時に水の流れを確認した写真。以前は樋が雨水を受けきれず屋根を濡らし続け、外壁劣化の原因になっていましたが、これでもう同じような状態にはならないでしょう。

外壁や、木部などを問わずに全体を洗浄していきます。

全体を洗い終われば、いよいよ明日は屋根の下塗りです。

今日は屋根の下塗り。錆止め塗料を下塗りにいれて防錆効果と仕上げ塗料のくいつきを良くします。

まずは屋根と屋根の隙間や樋にかかる細かい所から。ハケを使って丁寧に塗っていきます。

隅に塗料を塗り終えました。次はローラーで全体をくまなく塗っていきます。

ローラーで全体を塗っていきます。だんだん、赤くなっていきますね。でも、仕上げはエンペラーブルーになるのでご安心を(笑)

どうです？真っ赤になってしまいました。こちらの面の錆止め下塗りが完了です。

錆止め下塗り…Ｗ様はどういった心境でこの画像をご覧になっていることでしょう(笑)

今日は昨日の続きで屋根の下塗り。残りの面を仕上げていきます。

ローラーを使い、ムラにならないよう気をつけながら下塗りをいれていきます。

どうですか？綺麗に仕上がりましたよ！

屋根の下塗りもいよいよ大詰め。

屋根ではありませんが、錆が浮いていた部分も錆止めを塗りました。

すっかり屋根が赤く、目立つ色になりましたね。ですが、この後の仕上げを楽しみにして下さい。必ず綺麗な色にしてみせます！

今日は、明日からの塗装作業に備えるため、塗装をしない場所へ養生をしていきます。

外壁に塗装をするため、屋根にも養生をします。

もちろん窓や樋にも養生をしていきます。

外壁に小さな穴が開いているのを発見。おそらく、何かを飾るためにフックがあったのではないかと思われる場所。塗料だけでも埋まるでしょうが、ここはしっかりとシーリング剤を注入しました。

水切りへの養生。養生は細かい作業ですが見た目の仕上がりが良くなります。一箇所ずつ丁寧に手作業を進めていきます。

新設したサイディングは、既存のような模様がありません。いかに既存の外観を再現するか、同じ物を用意できなかった私たちがＷ様にできる精一杯の提案です。

マスチック模様が完成しました。この後、仕上げを２回おこなうことで既存の外壁のように再現していきます。

ハケを使用し、白く塗っていきます。

白いトタン部分への塗装を始めます。まず、面を整えていきます。

元々白い部分ですが、ツヤが出て綺麗になっていきます。

白いトタン部がツヤがでて綺麗になりました。

今日は下塗りです。既存サイディングには、２階・１階問わずシーラーを塗っていきます。

透明ですが、塗られているのがわかりますか？シーラーを塗ることで窯業系サイディング等は仕上げ塗料のくいつきが良くなります。水性シーラーでも良いのですが、今回は弱溶剤系シーラーを使用していきます。

こちらは、新設したサイディングへの下塗り。…一見、塗装の仕方が変と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ちゃんと意味があるのです。

一見、ボコボコな塗装かと思いますが、これはマスチック模様という塗料の『山』を作っている作業なのです。

今日は雨のため作業は午前中までと決め、軒天の仕上げと、外壁・木部の中塗りをおこないます。

マスチック模様を出した新設外壁への中塗りです。模様が綺麗に出ました。

右側の壁が既存。左側が新設外壁。

木部への下塗りも始めました。ハケで細部などを先に塗ります。

広い面にはローラーをあてます。

木部下塗りが完了です。この後で暗めのチョコレート色で仕上げていきます。

２Ｆの一部は、クリーム色になります。やはり目地などの細部はハケで塗り、広い面をローラーで塗っていきます。

ベランダ側のクリーム色の中塗り。

軒天は、仕上げ塗りまでしました。真っ白になって綺麗です。

今日は日曜日ですが、職人達は頑張って外壁の中塗りを完了しました。

今日は、ﾄﾀﾝ部分への仕上げをおこないます。

２Ｆの外壁は、ｱｸｾﾝﾄにｸﾘｰﾑ色を使う場所があります。…下塗り・中塗り・仕上げ、と、工程通り進んだのですが、塗料より濃い色の壁へと塗装をしたので色がしっかり発色しませんでした。…３回目の塗装を明日以降施し、必ず綺麗な仕上がりにしてみせると職人達は気合を入れております！

昨日の中塗りから、Ｗ様の確認を頂き、仕上げ塗装へと移行した紺色の外壁部。

仕上げをおこなうことで、更なるツヤを出していきます。

仕上げ塗りまで完了した外壁です。どうですか？とても綺麗ですよね。

今日から外壁や細かい部分への仕上げ塗りを始めます。

細部は小さいハケを使って塗っていきます。境目をマスキングテープ無しで真っ直ぐに塗っていくのは職人の技です。

白いトタンの仕上げ塗りが完了しました。この白い部分は最終チェックで問題がない限り、完成となります。

軒天への仕上げもおこないました。軒天は、その面が真下に向いているため塗料の重みで塗膜が剥がれることがあります。そうならないように、最終確認では隅々をチェックしていくようになります。

外壁の帯も仕上げ塗りをします。窪んで塗料が入らないような部分はハケを使って塗っていきます。

ローラーで帯全体を塗り、仕上げます。白い帯は紺色の外壁が際立つアクセントですね。

こちらはベランダ部分。天井を白く塗装させていただきましたが、Ｗ様の希望で、玄関部の天井と同様、クリームを塗っていきます。

壁・天井ともクリーム色に仕上がりました。…天井を一度白くし、それからクリーム色になったのは、私の配慮不足(汗)反省します。

今日は、細部の仕上げの続き。樋などを塗っていきます。

木部玄関扉も仕上げていきます。内側の色に合わせて調色をし、ツヤを消すためにフラットベースを塗料に含めて塗っていきます。

玄関扉が仕上がりました。新しく塗り替えられた扉は、ツヤ消しですが、施工前より明るい色になりました。

換気口関係も塗っていきます。これは、錆が浮いて目立っていた箇所のシルバー塗装。

ハケを使い、丁寧に塗っていきます。

シルバーの塗装が完了しました。ポツポツと、青く浮いていた錆が消え、銀色になりました。

どうです？新品と差異のない仕上がりでしょう？(笑)

錆止め塗りを終えて、中塗りに白く染めました。ここは、クリーム色の仕上げていきます。

今日は左官工事を担当してくれる職人さんと基礎の調査もおこないました。この部分の亀裂が特に酷いです。

試験的に劣化モルタルを除去してみました…亀裂の原因はなんてことありません。実は、基礎が劣化していたわけではなかったのです。

調査の結果、どうやら新築時に基礎の間を埋めるため木材が挟まれていたようです。外側ギリギリに設置され、モルタルが薄く盛りつけられていたために、基礎に亀裂が入ったように見えていました。

全周の基礎を調査。基礎自体のクラック(亀裂)は数ヶ所。表面のモルタルの剥離が目立つ所はどこまで剥がれるか試しました。

これは基礎のアップ。…地面と基礎の境目に注目してください。モルタルの一部がありません。経年劣化によって剥離したわけではなく、新築当初からこのような状態になっていた模様。今後、モルタルは剥離する所だけを取り除き、補修の際はこのようなことがないようにしていきたいです。

今日は、屋根の中塗り(一回目の仕上げ塗り)をおこないます。雪止めアングルをスライドさせながら、隙間もしっかり塗っていきますよ。

ローラーを使い、屋根の中塗りを仕上げていきます。

ガレージ扉の木部は、チョコレート色に完成。下は木部ではないのですが、黒く塗りました。

屋根の中塗りが完了。錆止めの赤とは違い、落ち着いた色になりました。

連日、天気が悪くて屋根の塗装にとりかかることができず、心配をしていましたが、どうにか明日には仕上げ塗りまでいけそうです。

今日は祝日ですが、天気が良好なので、屋根の仕上げ塗りをおこなっていきます。

屋根の仕上げまで残りわずか。手を抜かず、しっかりと最後まで塗っていきます。

屋根の色などが付着した所をタッチアップしていきます。

屋根の色や破風の塗料が付着した所をタッチアップしていきます。

紺色に施工した外壁に、白の塗料が弾いてしまった箇所がありました。全体を一通りチェックし、マスキングテープでマーキング。

白く弾いたのは、樋の周辺が多いです。もう一度、白くなった所をタッチアップします。

隅々までチェックし、塗料などの汚れを発見して綺麗にしていきます。

玄関の色を、もう少し暗めにしたいとのことだったので、再度調色し、塗装をします。

今日は足場解体後の残工事。ガレージ扉の横を塗っていきます。

表面と同じようにチョコレート色に仕上げました。

基礎部分の補修を始めます。ハンマーで剥がれ落ちるモルタルを叩いて剥がします。

クラックが入っている箇所をハンマーで打診。

地面との境目も、剥がれる部分は剥がしていきます。

剥がれなかった既存のモルタルをサンダーを使って慣らしていきます。

モルタルを盛って平滑にしていきます。

基礎の補修が終わった状態です。平滑に、綺麗に仕上がりました。

既存の基礎が地面まで無かったのですが、今回はしっかりとモルタルを盛っています。

地面と、モルタルの境目がわかりますか？しっかり施工をしました！

いよいよ、竣工の時がやってきました。Ｗ様と最終確認をします。

外壁の三角部分がクリーム色。紺で統一するよりも、軽いイメージになりました。

中塗りの段階で、Ｗ様に紺色の外壁が『明るい』とご指摘を受けましたが、この色も気に入っていただけました。太陽の光を受けると青く、曇りだと暗めの紺色に見える外壁は、その日によって見せる顔が違います。独特なお家に個性豊かなＷ様の配色はこの周辺には無い、一番目立つお家になることでしょう。以上、担当森合によるレポートでした。