平成23年度 安全大会を開催しました。

2011/08/01(月) 未分類
今年も、全社あげての安全大会が開催されました。

平成23年度の安全管理方針で、本年のスローガンを
『人を幸せにする人が、もっとも幸せになる』 としました。
これは、会社をあげて、働きがいのある社員満足度が高い会社を目指し、経営トップが、そして幹部が、社員が、お互いを幸せにする努力を惜しまず、思いやりの心と感謝の気持ちで仕事に打ち込むことを目標としたものです。

 そして社員満足こそが安全満足を生み出すことになるのだと・・・。

 安全大会の開会にあたり、自分の思いをお話させていただきました。
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 これまでの月例会議でも、皆さんにお話してきましたが、私達は今年、一生忘れられない1年になるであろう・・・その今を生きています。 私たちも被災者の一人であり、辛く苦しいこと、考えさせられる事が多いです。
 
 しかし、暗い話題だけでなく、最近では女子サッカーなでしこジャパンの奇跡から感動をもらいました。
あきらめない心や、勝利することの喜び。 そして自分を信じ、仲間を信じる事。勝負は強いものが勝つとは限らないということ。 
いろんなことを改めて気づかせてもらいました。

みなさんもどうでしょう。きっとそうだと思います。

それから、また私の好きな野球の話になってしまいますけども、高校野球。 
みなさん覚えていますか?春の選抜高校野球での選手宣誓。
あの震災後、日本中が重苦しい雰囲気の中で、『生かされていることに感謝して』 というフレーズがありました。いまでも私の心に残っています。 

 そして今年の夏の福島県大会。 聖光学院が安定感のある力強さで優勝しました。
被災地の代表として注目されている中、全国制覇を目標にしていると聞きます。 去年は、沖縄県が優勝しましたよね。 沖縄県も過去アメリカの占領下にあり今も基地問題でゆれています。
 沖縄の選手たちが優勝して地元に帰ると、地元のおじいちゃんや、おばあちゃん、地域のみんなが心から喜んで泣いてくれたそうです。その時、野球で、人の心を動かすことが出来るんだと思ったそうです。そのVTRが聖光学院にあって、いつも見ているという話しを聞きました。 

彼らは、この被災地で苦しむ福島県民を高校野球で明るくしたいと、本気で思っています。
 すばらしいですよね。一度お会いしたことがありますが、この斉藤監督の教えは、本当にすばらしいと思っています。

また、この大会の選手宣誓にも感動させられました。
 『仲間たちと共に支えあう夏、助け合う夏、思いやる夏・・・人と人とのつながりを大切にした、日本一暑い夏にする』 と宣誓しました。

そんな節目節目で思います。 今人々の心が変化してきていると。

そして、この郡山塗装が、そして私が、最も大切にしていることが この 「心」 です。

 塗装会社を経営する上で、塗装の技術はもちろん重要です。しかし、技能だけが優秀でお客様に喜ばれることはありませんし、それよりも仕事を通じて一人の人としてどうあるべきかということを考えなくては、社会人としては半人前と考えています。

人は生きていく中で、いろいろな苦難や困難と出会います。その時に、自分がどういう考え方でその困難を乗り越えていくか。大切なのはそこから逃げず、起きたことを全て受け入れ、それと戦っていく強さを身に付けることです。
 その強さ、そしてその力を 僕は、人間力と呼ぶのだと思います。

 現場では、服装から保護具の着用までこまかく指示されるでしょう。
しかし、人は本気でそれをやろうと思わなければ、なにも始まりません。その真髄こそが、「人間力」だと思うのです。
 この「人間力」を身につける事が、危険な現場や、困難な現場でも、安全に、しかもお客様に喜ばれる仕事につながると信じて疑いません。
 
 ですから、この会社では単に技能が優秀なだけではなく、仕事を通して自分の生き様を考え、一緒に働く仲間の幸せを考え、そして今以上の最高のチームに育っていくことを願っているのです。

これからの郡山塗装の業績をささえていくのは、このことを全員が理解し追及していくことが最も重要なことだとみなさんも認識してください。

忘れられない一年も半分が過ぎました。残り半分、日本一人間力の高い塗装会社の一員として、安全満足を皆で作り上げていきましょう。 
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 ここに参加していただいた皆さんと、命の尊さ、安全へ想いを一つにして、これからも精進し、前に進んでいきます。