小さいけど、大きな命。

2011/01/24(月) 未分類
先週、長年連れ添った、飼い犬の『ロビン』が天寿を全うしました。(享年15歳)
ビーグルの雑種だったのですが、なかなか愛嬌のある犬で(写真の犬です) 可愛がっておりました。

庭で鎖を離しているときは、自分が帰宅すると、必ず玄関の門扉までシッポを振って迎えに来てくれ、頭をなでてあげると決まって腹ばいになって寝転がり、お腹を出して喜んでいました。 



愛犬に癒された日々は数え切れません。



以前、とある人から聞いた、
言葉を話さない犬の思いを文章にしたものを紹介します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

  私の一生は10~15年しかありません。
  ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです。
  私を飼う前にどうかそのことを考えてください。

  あなたが私に望んでいることを、ちゃんと分かるようになるまで
  少し時間をください。
  私を信頼してください。それが何より嬉しいのです。

  私のことをずっと叱りつづけたり、罰として閉じ込めたりしないでください。
  貴方には仕事や楽しみもあるし、友達もいるけれど、
  私には、貴方しかいないのです。

  時には私に話しかけてください。
  たとえ、貴方の話す言葉はわからなくても、
  貴方の声を聞けば、私に何を言ってくれているのか分かるのです。

  私のことをいつもどんな風に扱っているか、考えてみてください。
  貴方がしてくれたことを、私は絶対に忘れません。

  私を叩く前に思い出してください。
  私は貴方を傷付けてはいけないと心に決めているのです。

  言うことをきかないとか、手におえないとか、怠け者だと叱る前に
  そうさせてしまった原因が無かったか、思い起こしてください。

  ちゃんとした食事をさせてもらっていたでしょうか?
  太陽が照りつけている中に、長い間放っておかれたことはなかったでしょうか?
  老いた私の心臓が弱っているせいで、動けないのかもしれません。

  私が年老いても、どうか世話をしてください。
  私達はお互いに、同じように歳をとるのです。

  最期のお別れの時には、どうか私のそばにいてください。
  『つらくて見てられない』とか、
  『立ち会いたくない』とかそんなこと、言わないでほしい。
  あなたが側にいてくれるなら、私は、どんなことも安らかに受け入れます。
  最期のお別れの時には、どうか私のそばにいてください。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

最期の日となった夜、私は、そばにいてあげる事が出来ました。
体が弱ってきた晩年も、飼い主に、さほど迷惑をかける事もなく、
そして、静かに息を引き取りました。

最期を看取るのは、本当につらく、可愛そうでしたが、
「今までありがとう」という感謝の気持ちが湧いてきます。
小さな命でしたが、私の心の中に大きく残る命となりました。
合掌。