業務再開できました。(丹野)

2011/03/26(土) 郡山塗装の日常
トラックの燃料等の問題で、震災後作業がストップしておりました現場が、ようやく今週再開することができました。

3.11の地震の日も、写真の木材搬出の作業を行っておりました。幸い木材の積込みが終わり、トラックを送り出して10分後ぐらいに、私は写真の自然公園の中で一人で地震を受けました。
周囲で崩れるものもなく、地震の程度が分からないまま車で会社へ引き返す道中で、家屋や塀が倒壊している状況を見ながら、徐々に恐ろしさが湧きあがってきた記憶があります。

私の家族は無事でしたが、未だに原発問題は予断を許さない状況が続き、県外の地区からはありがたくも過剰に心配を受けている状況下で、当事者の私たちは今の自分たちの生活を守りぬかなければならないという現実の中、今あらためて生きるということを考えさせられます。

無事を確認し合った友人に、「俺は家族の生活を守らなくちゃいけないから、避難なんかできないよ。うちは子供が小さすぎるから、責任もっていっしょに死ぬつもりでここでやってくよ。」なんて言ってましたが、徐々に地元の浜のほうの古い友人等の安否が判明してくると、幼い子供を失った人、家族を失った人が想像以上に多いようで、今回の地震で受けた一生の傷の深さと、自分の浅はかさが胸に刺さりました。

今後どのようになっていくか分かりませんが、故郷の福島県で一歩ずつやれることをやっていこうと思います。

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