今日は、南相馬に行ってきました(森合)

皆さんこんばんは。毎日だんだんと寒くなっていきますね。

本日は、いよいよ郡山警察署内の工事着工で、淳さんとシンザワ工業さんと乗り込みました。

数年ぶりに現場で再会した、シンザワの職長は、以前にもお話した、中学の同級生です。

まさか、こうやって自分の管理する現場で一緒に仕事する日が来るとは、当時は思わなかった

ですね。

さて、午後、私は南相馬に行きました。

予定通りのルートは、突如通行止。

迂回して、行っても通行止。

もうそろそろ大丈夫、と思ったら、また通行止。

迂回迂回を繰り返してやっと到着です。

ある町の近くを通りました。信号機は点滅だけで、人の気配もなく、田畑は明らかに手がつけ

られていません。人一人出会うことなく、対向車線を通るのは、回点灯を回した車だけ。

去年も南相馬に行きましたが、こんな雰囲気ではありませんでした。

私自身も被災者ではありますが、町ごと避難していった風景を目の当たりにすると、私は

まだまだ、幸せなのだと痛感してしまいます。

被災はしたけれど、自分の部屋で眠ることができる。

帰ったら食卓にはご飯ができている。

……初めて南相馬に行った時、迷って、農家のお家に道を尋ねながら辿り着いた思い出があります。

おじいちゃんとおばあちゃんがいて、おばあちゃんは電動の車椅子に乗っていました。突然道を

尋ねた私にも、とても笑顔でいてくれたのを鮮明に記憶しています。

どこのお家だったかは分からなくなったけれど、きっと、その方々のお家も今は留守でしょう。

笑顔で親切にして下さったあの方が、必ず戻ってくる日がくることを願い、私は私のできる仕事

をしていきたいと思います。

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