チョーキング現象(石橋)

ご来場いただきまして
ありがとうございました。
今週は早速ご相談にお見えになった
お客様宅へ訪問させていただき
建物を診断させていただきました。
写真はその時のもので
手袋などをして壁をこすると
白い粉が擦った手に着きます。
これがチョーキング現象です。
チョーキング現象は
主に塗装表面が紫外線・熱・水分・風等により
外壁の樹脂が劣化して、
塗料の色成分の顔料がチョークの粉状
になって顕われる現象です。
チョーキングが生じた以降も手入れを怠ると
塗装の機能を失ない、保護していた外壁が
露出して酸化が始まります。
外壁はほとんど保護されていない裸の状態に
なります。
水を吸わないように塗装をしていたのに
水を吸いやすい状態になってしまいます。
水を吸ったまま、日光が当たっても
吸われた水分が乾ききらないまま
時間が経過してしまうとカビ、藻、コケの原因になり
美観が損なわれます。
さらに、水を吸って乾いての繰り返しで外壁自体が
動くと、ひび割れの原因にもなります。
チョーキング現象は結構恐ろしいんです!