お客さんと放射線の話をしました。(丹野)

2011/09/29(木) 郡山塗装の日常
写真は、先日お客様宅を訪問した際に、家族のために読むようにといただいた小冊子です。

放射線医の方がわかりやすくまとめたものです。

中でも興味を引いた、放射線によるリスクに関しての部分を紹介します。

放射線により発がん率が高くなる心配がでるのは、原爆による広島・長崎の被爆者を長年調査した結果から、100~150ミリシーベルトの積算被ばく量を超えたあたりからのようです。
積算100ミリシーベルト以下では、発がん率が上昇するという証拠がないそうです。
そして、その100ミリシーベルトの放射線を受け、がんが原因で死亡するリスクは、最大でも0.5%程度とのことです。
高齢化の影響もあり、日本人の2人に1人は生涯のどこかでがんになり、3人に1人はがんでなくなっているいることから考えると、
がんで死亡する確率はだれでも33.3%であり、
積算100ミリシーベルトを受けると、これが33.8%になるにすぎないらしいです。
(単純にそう考えていいかは分かりません。)

また、次のようなことも書かれていました。
野菜嫌いな人の「がん死亡リスク」は、150~200ミリシーベルト相当(積算)。
肥満や運動不足、塩分の取り過ぎは、200~500ミリシーベルト相当。
喫煙者や毎日3合以上のお酒を飲むと、2,000ミリシーベルトの被ばくに相当するらしいです。

それを踏まえると、吉川君の生活は、5,000ミリシーベルトの被ばく量に相当するリスクを、最初から背負っていることが浮き彫りになります。

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