毎年この時期になりますと、春先の住宅部門の在庫は倉庫からすっかりなくなり、団地などの公共施設の工事分の材料が主になります。
住宅部門とは違い、団地などの現場の材料は一度に入ってくる量が多かったり、その時期しか見かけないようなレアな材料が多いのですが中でもちょっと珍しいものが入ってきます。
最近、青い色をした塗料とは違う、液体が入荷されています。
クール便で運ばれてくるため、熱くなるとダメなものなのです。
最初対応をしたときはこの液体はなんなのか?とずっと思っていたのですが、職人さんや担当の営業さんから話を聞いてなるほど、と納得するようになりました。
その正体を知るためのカギとなるのは同じ便で大型の集塵機(掃除機)と壁に穴をあけるためのドリルが入ってきています。
謎の液体の正体はこの工具を使用するためのの冷却水なんです。
ドリルであけた穴に熱がこもらないように同時に液体を注入するんですね。
珍しい工事の仕方もあるんだな、と改めて唸らされたのでした。