屋根塗装(トタン屋根)塗り替え!(石橋)

トタン屋根の塗り替えについて

ご説明させていただきます。


工程1  ケレン

最も重要な下地処理で、劣化塗膜を除去したり、
錆止め塗料の密着力を強めるため、既存塗膜の
目荒らしをする作業です。

トタン屋根の場合、素材が鉄板であるため、
高圧洗浄のような下地処理では不十分で
あることが多く、比較的劣化が少なく、
錆などが発生していない場合でも、
ワイヤーブラシなどの工具を使用し
ケレンすることが望ましいと言えます。

尚、ケレンと一言で言いましても、
使用する工具により分類すると

ワイヤーブラシケレン(手工具)

サンダーケレン(電動工具)

またケレンの程度によって
下記のように分類されます。

2種ケレン
電動工具を使用し、錆びている部分は
もちろんのこと既存塗膜を全面除去

3種ケレン
電動工具を使用し、錆びている塗膜は
除去、錆びてない既存塗膜は残す。

4種ケレン
全体的にサンドペーパーやワイヤーブラシなどの
手工具をあてる程度

※1種ケレン
建築の現場塗装ではほとんど適応されません。

なぜ、このように細かく分類されるかと申しますと、
どのような工具を使用し
どの程度ケレンするかによって、
施工品質が大きく異なり、
それにともなう費用が代わってくる為です。

トタン屋根の塗り替えに当たってもっとも
肝要なことは、どのような塗料で塗り替えるか
ではなく、どの程度下地処理を行うかと
言っても過言ではありません。


工程2 錆止め処理

トタン屋根の場合の下塗りの工程が、
錆止め塗料塗布となります。



工程3 上塗り2回(中塗り、上塗り)

錆止め塗料は、下地に対する密着力や
錆の抑制効果は優れているものの、
紫外線に対して非常に弱いため、
それに対する保護のため上塗り塗料を塗ります。

上塗り塗料は通常2回塗ることによって
その効果を発揮することができるので、
上塗り1回目の工程を中塗りともいいます。

尚、近年特殊顔料を使用することにより
素材温度を15~20℃下げる効果のある
遮熱塗料が開発されており、お勧めの塗料といえます。

1ページ (全4ページ中)