「個」を強くして「チームワーク」有り。(橋爪)

 アジア最終予選。4日の夜、終了間際のPKで引き分け。全日本、5大会連続のワールドカップ出場を決めました。チャンスを再三逃し、負ける寸前の同点劇。「よかったッ!」思わず拍手してしまいました。

 その後の会見で、立役者の本田選手の言葉が気になります。「チームワーク」がよいのは当然で、むしろ「個」のレベルアップと強い気力をきたえることが大事、と先輩たちの前で堂々と発言したのです。

 確かにそれぞれの高いレベルが、うまく機能することが全日本には欠けていたようです。私たちの業務でも同じことが言えるようです。全員で前に向かって進む迫力に周囲も引きづられ、結果として良い成績が得られます。個々のスキルアップ無しでチーム力の向上は語れません。基本です。

 ただ。気になることが一つ。本田選手の眼光鋭く、熱意は伝わったのですが、視線が落ち着かづ、眼球だけがキョロキョロとしていたのです。心の奥を見せまいとしてそうなるのか気になります。そういえば、期待の日本人大関の目はパチパチと瞬きっぱなしで、見ている方が疲れます。

 どちらにしても目標に向かう懸命な姿に心打たれます。がんばれアスリートたち、そして大和魂。応援しています。

 

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