風評被害に怒り!(橋爪)

 マイクロシーベルトが少しですが安定してきました。3週間経ちました。多くの死者、いまだ不明の方が大勢います。破壊された家は数え切れません。お悔やみとお見舞いを申し上げます。原発の近くは捜索も思うようにいかないようです。無念です。

 大手住宅資材メーカーでは、社員は県外へ退去、との指示が出ています。福島県内には地元採用の人たちは残っていますが、事業所がみな閉ざされており、営業活動は一切していません。

 首都圏に避難した、私と親しい営業マン家族が戻ってきました。と連絡がありました。どうしたのかと問うと、「風評被害にやられた。」と言っていました。

 避難先の近所の人たちに、福島県民はどうやら歓迎されていないのだと言います。子供がかわいそうで慣れ親しんだ福島に戻ってきたようです。船引の友人です。

 福島県で作った電気を使用している人たちに、歓迎されなかったようです。今一時のことかもしれませんが、世の中の無常を感じます。風評被害が拡大し、ボディブローのように効いてくると大変です。

 マイクロシーベルトがもっと下がり、県内農産物や原乳が安心して出回るよう願うばかりです。

 そのためにも今できることから始め、元気な福島を再興しなければなりません。今、元気な私たちが頑張りましょう。生かされている命をみんなで大切にしていきましょう。

 

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