溝井 智大 自己紹介へ

ちょっと意外だった刷毛の話(溝井)

2021/10/04(月) 未分類

もう3年ほど前になりますが幕張メッセで行われたメーカーさんの展示会に買い付け、みたいな形で出張させてもらった時の話になります。

弊社で使っている刷毛のメーカーさんは業界大手の大塚刷毛さんというメーカーの刷毛です。そのほかにも大阪に本社のある山喜さんや鉄塔関連の刷毛をお願いしている好川産業さんなどの刷毛を使わせてもらっています。

日本各地で刷毛、と言っても全国的に展開しているメーカーさんや地域を軸にし、圧倒的なシェアを誇るメーカーさんなど天下の仕方はそれぞれです。

それでもどのメーカーさんでも似たような特徴のオーソドックスな刷毛が最も地域で使われているとそう思っていたのですが、展示会でお話を聞いた時に少し面白い話を耳にしました。

刷毛というのはピンからキリまで特徴に合わせて値段が決まります。高いものになると1本5000円はします。どうやら東日本と西日本で使用される刷毛の種類が大きく異なることということを教えてもらったのです。

例えばコスト重視で東北地方は結構固めで使い潰しが効くお手頃なもの。関西だと毛が高めで一本が高いものを多く使う。刷毛の中でもまっすぐなものばかりしか使わない地域など・・・。どうやら刷毛の好みも日本全土で全く違うということを教えてもらったのです。

出汁の味の関係性に似ているような、そんな気がしないでもないですが、現場を見かけた際はどんな道具を使っているのかを見ても結構面白いかも知れません、

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