石綿除去について(伊藤修)
こんにちは。事業推進部の伊藤です。
本日は、私が担当している現場での施工もある、アスベストについて記載致します。
アスベストとは、「石綿」とも呼ばれている天然の繊維状ケイ酸塩鉱物です。
耐火性、耐熱性、絶縁性、防音性等に優れており、多くの建築物に使用されていましたが、
肺がんや中皮腫等の有害性が1970年代から世界的な社会問題として、取り上げられました。
2006年には全面的に使用が禁止されておりますが、それ以前に建てられた建物には、
含有している恐れがあります。(保温材、断熱材、天井ボード、外壁仕上塗材、下地調整材等)
現在は塗膜の採取者にも資格を必要としており、試験分析結果は塗膜採取から2週間程度を要します。
請負金額が100万円以上の建物には「GビズID」という
官公庁への石綿含有事前調査報告が義務付けられております。
現時点で、アスベスト材を吸引・ばく露したことによる直接的な健康被害に明確な指標は
関連付けされておりません。(近年報道されることが多いですが、日常生活ではまず
吸引することはありません)
ご自宅の改修工事を検討されている方で、2006年以降の建築をしたという方がいれば、
ぜひご相談ください。