大型建造物

品質管理だけは、付け焼刃でできるものではありません。

ビルやマンション、ホテルなどの大型建物には「吹き付け塗装」という技術がよく使われます。この吹き付け塗装をきれいに仕上げるのには、高い技術と経験を要するため、昔からこの作業は吹き付け専門の職人が行なうのが常でした。器具からピストルのように塗料を噴射するため、彼らは"ガン屋さん"と呼ばれ、塗装職人の中でも一目置かれる存在でした。

郡山塗装にはこの"ガン屋さん"が多数在籍し、いまも学校や会館、大型ビルなどの現場で腕をふるっています。 彼らの存在自体が、私たちにとって大きな誇り。でも、それ以外にも大型建物を手がけることによって培われた自信があります。

それは、「品質管理をきちん行なえる」ということ。 ご存知のように、大型建物には公共の建物が数多くあります。これらは税金を使って建てるものだけに、すべてを数値化してきちんと提出することが求められます。 1m² あたり、何グラムの塗料を塗ったのか、何ミクロンの厚さで塗ったのかなど、自分たちでしっかりデータを管理し、書類を作成し提出して、初めて品質の高い仕事をしたと言えるのです。

この品質管理だけは、付け焼刃でできるものではありません。現場の職人全員が、そのことを理解していなければ不可能ですし、それがみんなの身につくためには、長い年月を必要とするのです。 そして、その品質管理に関わることで培われた厳密性が、住宅塗装などの他の現場でも生かされていることは言うまでもありません。 

 

郡山塗装の吹き付け塗装

 

スタッフが語る仕事の心構え

ゼネコンさんの自慢になるような仕事をしたい

松崎茂 郡友会二代目会長

吹き付け塗装を主にやってきました。ただ一生懸命仕事をしてきただけで、自慢できるようなことは何もないけど、福島音楽堂の仕事をした後に、「ここを担当した職人にやってもらいたい」と、名指しで古関裕而記念館の仕事が来た時には、さすがに嬉しかったですね。
大きな仕事が多いだけに、私たちのところに直接来る仕事は少なくて、ほとんどがゼネコンさんの下請け。だからこそ、私たちがいい仕事をすれば、ゼネコンさんの手柄になるんですよ。
ゼネコンさんだって、評判がよくて、逆にクレームは少なく、仕事が速いとなれば、次から次へと仕事を頼みたくなる、そういういい循環でここまで来られたと思っています。
これからも、いかに発注元の自慢になるような仕事ができるかを目標に、みんなで頑張っていきたいと思います。

 

松崎茂 群友会二代目会長

ゼネコンさんの自慢になるような仕事をしたい