O様の塗り替え体験記

「快適で安全な生活が取り戻せて、とても感謝しています」

東日本大震災を受けて

この辺りの建物は、2011年3月11日に東日本を襲った大震災により甚大な被害を受けました。近所の古い土蔵は大多数が全壊、大きな工場や家屋は半壊状態でした。我が家も雨漏りがひどく、柱はズレ、モルタルも壁のクロスも崩れ落ち、外壁のヒビ割れも相当でした。いつ崩れ落ちてもおかしくない、まさにそんな状態でした。

特需で人手がまわらない 頼りはやはり20年前にこの家を建てた地元の建築業者。でもこちらから何度も連絡をしても、向こうからは何の音沙汰もなかったのです。困り果てた私は色んな人に訊ね、数社にあたってみましたが返事すらなかったところもありました。どこも忙し過ぎて人手が回らない状況。なかには、ある一定以上の金額じゃないと請け負いませんなんて会社もありました。震災後の特需というやつですね。みんな困っているのは分かっていたし仕方がないことだって分かっているつもりだったけれど、幼い孫達も含める世代、7人で暮らしているこの家がいつ崩れないかと心配で夜も安心して眠ることができませんでした。

当たり前のことが当たり前にできる会社

震災前の私は「企業として、会社として、お客様に対して真心を持って接するのは当たり前だ」と思っていました。残念なことですが、震災後は私の当たり前が当たり前で通らない状況でした。郡山塗装さんは「誠意のある会社だ」ということを前々から知っていた私は遅くなっても良い、忙しいのも重々承知だけれど、何とか外壁だけでも郡山塗装さんに頼めないかと思い、連絡してみることにしました。家の状況を確認しに来てくれたときはすでに家中が雨漏りだらけ。危険で手入れができていなかったところも、スタッフの方は蜘蛛の巣だらけになりながら点検してくれたのを覚えています。真摯な態度に惹かれ、外壁の他にお風呂と内装、外回りも全てお願いすることにしました。郡山塗装さんの職人さんは常に真面目で、仕事に対してとても熱心。悲観的になっていた私に郡山塗装さんが希望を与えてくれました。待った甲斐があるというものです。

優秀なスタッフさんが担当してくれて嬉しかった

工期は内装のリフォームに約1ヶ月、外回りに約1ヶ月かかりました。仮住まいの手配も含めて手際が良く、計画通りに進めてくれました。外壁を担当してくれた大竹さんは熱心に色んなサンプルを見せてくれて、気になったものを伝えると施工した他の家でそれと同じ壁を使っているところを紹介してくれました。20年前の新築の際に外壁の色がどうしても気に入らなくて、やむを得ず工事をストップさせた経験があったのでとくに慎重になっていました。壁は面積が広いのでサンプルだけで「これ!」って決めてしまうと仕上がりが思っていたのと全然違う、なんてことになりかねないので判断するのは難しかったですが、実際のお家を見てみると良く分かりますね。結局自分達の好きな色ではない色を選んだのですが、家の雰囲気にマッチしていてとても気に入っています。大竹さんのプロとしての提案があったからこそだと思います。内装を担当してくれた望月さんもプライドをしっかりと持って仕事に取り組んでいただいているのがすごくよく伝わりました。とても優秀な方達に担当していただけて本当に嬉しかったです。

 

これまで通り、「誠実」を貫いて欲しい

工事中のストレスも全く感じませんでした。職人の皆さんはしっかり教育を受けているのだなというのを実感しました。追加工事も嫌な顔ひとつせず引き受けてくれました。震災後は不安な毎日を過ごしていましたが、郡山塗装さんのおかげで今ではかなり安心、快適に過ごせています。郡山塗装さんにはこれからも仕事の大小に関わらず、どんな困難な状況においても今のような誠実さをもって仕事に取り組んでいただければと思います。皆さんのお仕事ぶりや想いがより多くの人に届くよう、私も微力ながら応援したいと思っています。